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伝導体とは
現在ケーブルの導体に使われている素材は下記の5種類ぐらいに分類されます。
TPC(タフピッチ銅)−Tough Pitch Copper−ケーブルの導体でいちばんひろく使われているローコストな電機銅材。
純度99.5%1mあたりの不純物結晶数150,000個導電率98.2%(LC-OFCを100とした場合)。

OFC(無酸素銅)−Oxygen Free Copper−TPCに含まれる酸素などの不純物を減らした高純度材。
純度99.995%(4N)1mあたりの不純物結晶数50,000個導電率99.6%(LC-OFCを100とした場合)。

LC-OFC(直線結晶無酸素銅)−Linear Crystal Oxygen Free Copper−OFCの仲間で、
銅の結晶を大きく成長させて結晶粒界のすきまを少なくしたもの。純度99.995%(4N)1mあたりの不純物結晶数20個導電率100%。

PCOCC(単結晶状高純度無酸素銅)−Pure Crystal OhnoContinuous Casting Process−銅の結晶を連続的に成長させて、信号伝送方向の結晶粒界を理論的にゼロにしたもの。純度99.996%(4N)1mあたりの不純物結晶数1〜2個導電率101%(LC-OFCを100とした場合)。



Super PCOCC(単結晶状超高純度無酸素銅)−Super Pure Copper OhnoContinuous Casting Process−PCOCCの加工歪みのない状態のもの。純度99.99997%(6N)1mあたりの不純物結晶数1個導電率102.6%(LC-OFCを100とした場合)。

Super PCOCCは、千葉工業大学名誉教授・大野篤美氏によって考案されたPCOCC(単結晶状高純度無酸素銅)をアニール(焼鈍)処理したものです。ちなみにPCOCCのOは発明者の大野教授の頭文字です。
どのような高純度素材であってもアニール処理は必要で、その際に結晶粒界に不純物が入り込み著しく純度が落ちてしまいます。
PCOCCの場合は元々結晶粒界を持たないため、アニール処理の段階で不純物が混入し難く、最終段階まで高純度を保ち、結晶構造も均一な方向性を示します。単結晶が故に硬いPCOCCは、アニール処理される事で伸び率が向上し柔軟な素材へと変化し導通性も向上します。

PCOCCは鋳型を加熱し鋳造することにより、単結晶状の銅線を製造できると言う画期的な方法で、この製法を用いた銅線をいち早く製品化しPCOCC(単一方向性結晶無酸素銅線)として市場に送り出したのが古河電工でした。
PCOCCは高純度無酸素銅は不純物が極めて少なく、伝送ロスが発生しにくい素材ですが、更に単一結晶状の銅線とすると、信号方向を横切るような粒界がない性質を有します。

このPCOCCを更に進化させた形がμ導体。PCOCCを一定の条件で加熱・冷却し、組成をコントロールしながら再結晶させたμ導体。
結晶構造が縦方向に形成された後、改めて外側から内側に向けて結晶が形成されます。その結果、結晶構造が「密」となり、より不純物の少ない銅線が出来ます。
そしてμ導体を製造する工程で、より高度な加熱・冷却の温度コントロール管理をし、導体の鏡面仕上げを行い、さらに進化させたのが「Super PCOCC」なのです。世界最高水準の精錬・伸銅・製線技術で作られる「Super PCOCC」。
そこには、日本が誇るクラフトマンシップが集結されているのです。


これは一般的な銅線の一種であるタフピッチ銅の断面の画像ですが、銅が固まる段階で次々と結晶が生成され、その結晶の境界面で様々な悪影響が発生しているようです。
     
音が良いとされているOFC(Oxygen Free Copper : 無酸素銅)も、構造的には同じですので、たとえ不純物が少なくなっていても、導電率は低めで、音質的にも個性が出てきてしまいます。

こちらはPCOCCの断面の画像ですが、結晶の境界面が無いことがお分かりいただけると思います。
     
銅の結晶を連続的に成長させて、信号伝送方向の結晶粒界を理論的にゼロにした、導線としては理想的な構造になっています。
サウンド的には非常に癖が無く、ワイドレンジに感じられます。
最近出回りだした偽物のPCOCCは不純物は少なくなっていても単なるタフピッチ銅でしかありませんので、音質的には普通のOFCレベルです。一度、PCOCCの音質に慣れてしまいまずと、どんなに純度の高いOFCでも、独特の癖を感じてしまうようになるはずです。



波動伝導体とは
波動伝導体シリーズではこのSuper PCOCC素材を現在市販電源ケーブル最大径である6.6スケア(直径=2.9mm)3で採用、今回新たにの技術により、導体の1本1本をより細分化した上でより高精度に撚り合わる事で撚り線導体の強固な一体化に成功。
  
撚り線の最大の弱点であった迷走電流をほぼ排除させる事が可能になりました。
迷走電流の排除により、音像は更に明確になり、三次元的な立体感や空間表現が飛躍的に向上しました。
さらに、異種線径のポリウレタンリッツ線で磁界の影響を低減によって、透明感のあるナチュラルなサウンドと細やかな音場表現可能にしました。



画期的なケーブル構造1100%シールド率の金属チューブ「波動振幅防御壁」
電源ケーブルを語る上で、ノイズ対策は必修条件です。構造を採用し、いち早く電源ケーブルにおけるノイズ対策を提唱してきました。
ノイズを出しにくく、影響を受けにくい構造。それこそが当社のノイズに対するコンセプト。
波動伝導体シリーズは、そのコンセプトを継承しながらもカスターマーニーズやトレンドを考慮しアップデートされた時代の最先端モデルとして、今回、カッド撚りではなく100%シールド率と抜群のフレキシブル性金属チューブ「波動振幅防御壁」を採用。それは、次世代を開くツナミの大きな英断でもありました。
通常のケーブルに使用されているシールド率が低く迷走電流の発生が避けられない編祖シールドのようなノイジーで雑身の多い音質とは異なり、極めて透明でS/N比の高い音質を実現します。

画期的なケーブル構造2―ハイブリッド方式絶縁レイヤー「波動電氣收束体」
絶縁レイヤーの特性を徹底研究し、新開発のハイブリッド方式を使用し、静電気による音への影響を徹底的防ぎます。
この「波動電氣收束体」は従来のPVCに比べ、誘電率が極めて低い特性を示します。絶縁レイヤーと導体の密着率にも細心の注意を払いました。
通常の数倍のテンションをかけながら引き出し、絶縁レイヤーと導体を均一に密着させ、ランダムな隙間を排除し、線間歪による音質の劣化を排除しました。
     

画期的なケーブル構造3―最強級衝撃緩和装置「波動慣性制御システム」
また衝撃緩和構造をこれまでの綿から最強級の新開発波動遮断素材に変更。空気層を設ける事で音質的な開放感が飛躍的に向上すると共に、この「波動慣性制御システム」による共振除去効果によって圧倒的な質感の高さを実現しました。滑らか且つ潤いに満ち溢れた高密度な質感と音色は官能的ですらあります。
さらに、シールド用金属チューブ「波動振幅防御壁」と接地アースに接合することで、よりS/N比を高めることに成功。

100%シールド率の金属チューブ「波動振幅防御壁」、新開発のハイブリッド方式絶縁レイヤー「波動電氣收束体」と最強級の衝撃緩和装置「波動慣性制御システム」、三位一体の画期的なケーブル構造、究極のノイズプロテクト、波動伝導体シリーズの実力を、ご自身でどうぞお確かめください。



ステンレス合金製ボディ、非磁気性ロジウムメッキ端末コネクター
ハウシングはステンレス合金からの削り出し、内部には制振性のある特殊樹脂を採用し、外側をカバーで仕上げた3層構造です。
さらに、ステンレスビスを採用。ステンレス自体非磁性体な為、コネクター部分で帯滋することなくS/Nの高い音をご提供いたします。

本体カバーには、肉厚高剛性カーボンファイバーを使用しました。この材質の選定は、その強度と硬さにあります。
微弱振動をレスポンス早く減衰させ、剛性を高めた為歪感がありません。
    
インレットをと接触する刃受け部分は、高伝導性を有する純銅を採用。 広い接触面積により強靭なホールド感を実現。
荷重重量も通常3〜5kgですが、7kg以上の力でプラグを保持いたします。
抜けにくくて、ちょっとした振動でもびくともしない安心してお使いいただけるプラグです。
    
メッキは、業界で好評を博した「非磁気性ロジウム」メッキ処理し、特殊電磁界処理を施しています。下地にニッケルを使用せず、バフ加工によって磨き上げられた刃受けにダイレクトめっきです。

 

 

 

 

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