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リファレンスモニタースピーカーの条件
「アンプを制作するときに、頼りになる物が欲しい。」特に悩ませているのが製品作製の課程のパーツ選定。
我々のモノ造りは、パーツのスペック(特性値)、値段のみに頼らず実際、実機に装着して音を評価します。
時には数十種類に及ぶパーツを装着して音質評価を致します。
その音を評価する際、モニタースピーカーに固有の音楽性(癖、音色)があっては正しい評価ができません。
「正しい物差しがいる」布村がそう言った時から、モニタースピーカー開発が始まりました。
開発条件は、第一に今までにないモニター性能。
その為には直線性に優れた高い感度のドライバーが必要でした。

それ以外、特にこだわったのは、エンクロージャーの設計。
多くのスピーカーは木製エンクロジャーを採用していますが木製では共振点が低く共振し始めると固有の音色が乗ります。
その音色は悪いことではありませんが、それこそが、スピーカーの個性になっています。
当社モニタースピーカーの条件は癖、音色を極限まで排除し音源、機材の音をそのままに出してくれるスピーカーを目指しています。
そこで鳴きが少なく、共振しても鳴き止みを速くする為、軟質系の素材は一切使用しない、肉厚の高剛性アルミ合金製金属をベースにエンクロージャーを開発しました。



波動放射器について

不要共振を排除する高剛性アルミ合金エンクロジャー
高い剛性を持つアルミダイキャスト製の筺体により、筺体に発生する不要共振を徹底排除することに加えて、木製筐体に比べて内部容積を大きくすることができ、余裕のある低域再生を実現します。
また曲面のみで構成された「クリフカットラウンドフォルム」により、キャビネット表面における音の回折も抑制し、微小な音から力強い音までクリアな音質を実現します。
                 

さらに、10mm厚の硬質アルミ正面、裏面パネルを採用、エンクロージャーサイズやポートレイアウトの最適化により、250Hzまでの帯域で内部定在波を発生させないなど、優れた特性の礎となっています。
またスピーカーの前後の重量バランス均等化に背面にバランスウエイト搭載。
自然な波面を形成することで、精確な音場を再現することを可能にしました。



モニター環境の影響を受けにくく、音のバランスを乱さない密閉型キャビネット
低音の位相回転が原理的に少ない密閉型キャビネットはバスレフ方式と比べ、位相のズレのない低音を再生します。
低域まで空気負荷がユニットにかかるため無駄な動きがありません。
よって、バスレフ型に比べ密閉型は、モニター環境の影響を受けにくく、ニアフィールドモニターとして最適な方式と言えます。



かつてない理想的な広帯域再生と指向特性を可能にする「波動ドライバー」搭載
波動放射器の心臓部ともいえるドライバーに関して、目指したのは、「音像と音場の高次元での両立」。
点音源思想を具現化した新開発の「波動ドライバー」を採用。
        
ミッド/ウーファーとトゥイーターの音源位置を同軸上に揃えることでニアフィールド環境でも位相のずれを発生させず、音像定位を確認しやすい同軸方式を導入しました。
このドライバーは当社のテクノロジーを基に、ニアフィールド環境に合わせた新開発ウェーブガイドを採用しています。
それにより指向性を正確に制御してユニット間の干渉を抑制するとともに、近くに壁などがある場合の反射影響を低減します。
      
“位相の一致したひとつのポイントから広帯域に渡り指向性をコントロールした再生をする”という理想を具現化したものです。
ミッド/ウーファーのコーンは、それ自身が優れた音響特性を持つだけではなく、同軸配置されたトゥイーターの指向特性をコントロールする機能を併せ持つように綿密に計算された設計となっています。
   

これによりトゥイーターとミッド/ウーファーの音響中心を同一にし、クロスオーバーにおける位相特性と指向減衰特性とを一致させています。
      
同軸スピーカーを進化させた「波動ドライバー」は、30Hz〜40KHzという超広帯域再生能力と、その全帯域に渡り乱れることなくきれいに減衰する指向放射パターンを併せ持つことを可能にしました。
       
これにより極めて明確で安定した定位とともに、広いサービスエリアとかつてない豊かで自然な音場空間表現を実現しました。



厳選された最高クラスのパーツだけを採用
波動ドライバー用のクロスオーバー・ネットワーク回路構成はもちろん、高音質コンデンサーをはじめ厳選パーツを採用した高音質設計。
徹底したシミュレーションによりミッド/ウーファーとトゥイーターの出力を位相特性の連続性まで含めて滑らかに繋いでいます。
さらに、ユニット表面に帯電する電荷の音質への影響軽減までも考慮した回路構成を採用しています。
回路部品は音質を考慮した部品を採用。
コンデンサーは大型フィルムコンデンサーを採用し極箔の鳴きによる付帯音を低減。
コイルは空芯型として低歪化を図り、抵抗器は複数個の組み合わせにすることにより熱的な安定と磁気的な安定を得ています。
さまざまなパーツに使用する素材の選定に関しては、隅々まで気配りを徹底。
給電経路内から磁性体を排除することで、磁気歪みによる音質の劣化も防ぐなど、細部に至るまでクオリティの向上にこだわっています。
クロスオーバー・ネットワークは、高品位な有機ガラスを贅沢に使用したリアパネルに設置。
   



スピーカーケーブルをしっかり固定できる大型ネジ式入力端子を採用
直径6mmのワイヤー挿入孔で、スピーカーケーブルをしっかり固定し音質に貢献する大型ネジ式入力端子を採用しています。

 

 

 

 

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